トレーシングペーパーから解答用紙への素早い転記

実技試験では問題用紙、回答用紙以外にトレーシングペーパーが配布されます。1回目に受験したときは「トレーシングペーパーを使うと何が便利になるの?」って思ってました。当時は何もわかっていませんでしたね。2回目の試験対策では、複数天気図間の擾乱、前線あるいは等温線の位置を手早く比較する「トレーシングペーパー活用術」を身につけました。(具体的なトレーシングペーパー活用術は別の機会に。)

さて、例えば低気圧の24時間ごとの中心位置をトレーシングペーパーに写し取ったとして、設問は「回答用紙の図中に中心位置を×で示せ」のようになっています。さて、トレーシングペーパー上の中心位置を回答用紙にどうやって転記しましょうか?

ディバイダーで突き刺せ!

回答用紙の上にトレーシングペーパーを置き、転記したい×印の中心をディバイダー(コンパスでも可)の針で突き刺して下の回答用紙に小さい穴を開けます。その穴が交点になるよう×印を書けば転記完了! 転記の数が多くなるほど御利益も大きくなりますね。

資料の天気図と回答用紙の図は大きさ・縮尺が等しいのでトレーシングペーパーの位置合わせを間違えなければ位置ずれは起きません。この練習をするには原寸大の問題用紙、回答用紙が必要になります。気象業務支援センターの過去問「気象予報士試験 問題と正解」は原寸大で作られており、今回紹介した「素早い転記の技」を練習するのにうってつけです。

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